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October 12, 2025

TikTokブランド広告(予約型)とは——TopView・リーチ&フリークエンシー・ブランドミッションを解説

TikTok広告には、オークション形式の運用型広告と、認知やエンゲージメント向けの予約型ブランド広告があります。運用型を実施していてもブランド広告には関わりが少ない方も多いはず。TopView・リーチ&フリークエンシー・ブランドミッションの3メニューの特徴と費用、目的別の選び方を解説します。

TikTok広告には、オークション形式の運用型広告と、認知やエンゲージメント獲得に適した予約型のブランド広告がある。TikTokの運用型広告を実施している人でも、ブランド広告には関わりが少なく、具体的に知らない人も多いはずだ。

本稿ではTikTokの予約型ブランド広告を解説する。メニューは「TopView」「リーチ&フリークエンシー」「ブランドミッション」の3つで、いずれも広告代理店を経由して事前予約し、それぞれ利用条件があるため営業担当に確認する。

TikTokブランド広告とは

TikTokブランド広告は、商品・サービスの認知やエンゲージメント獲得に適した広告だ。運用型でも認知獲得は狙えるが、ブランド広告はユーザーの目につきやすい場所に表示され、リーチやエンゲージメントを拡大しやすい工夫がされている。3メニューの想定目的は、TopView=フルスクリーンでインパクトのあるリーチ、リーチ&フリークエンシー=確実にリーチを達成、ブランドミッション=ユーザーコンテンツでエンゲージメントを最大化、だ。

TopView——ユーザーが最初に目にする

TopViewは、TikTokアプリを起動して最初に目にする動画広告だ。起動時の開始3秒は縦型フルスクリーンで掲載され、動画以外は何も表示されない。4秒目以降はエンゲージメントや下部メニューなど通常のUIが表示される。配信金額500万円以上(手数料込み)で利用可能とややハードルは高いが、多くのユーザーの目に留まり、自然な流れで動画視聴につなげられる。いくつかの特徴がある。

TikTok Ads Managerで予測のリーチとフリークエンシーを確認できる。リーチは広告を見たユーザー数、フリークエンシーは1人が見た回数だが、いずれも予測値で保証ではない。ターゲティングも指定できる。

項目設定年齢18歳以上性別男性/女性/ALLデバイスAndroid/iOS/ALL興味関心アプリ、家庭用品、生活サービス、ビジネスサービス、家電、ニュース・エンタメ、美容、旅行、金融、アパレル、ゲーム、ペット、乗り物、フード・ドリンク、スポーツ・アウトドア、技術・電子機器、Eコマースなど

TopViewを視聴したユーザーのデータは、運用型広告のリターゲティングに活用できる。純広告は計測が難しいものも多いが、TopViewはTikTok Pixelで視聴ユーザーのWebサイト上のコンバージョンまで計測できる。クリエイティブの注意点として、TV CMや横型のYouTube動画をそのままTopViewアセットに使うと「フルスクリーンで見せられる」利点を活かしきれないので、横型は縦型に編集してから使う。

リーチ&フリークエンシー——指標を予約し、ストーリーを持たせる

リーチ&フリークエンシーは、インプレッション・リーチ・フリークエンシーを事前に予約購入できるインフィードメニューだ。TopViewが500万円以上という条件なのに対し、こちらは実際に配信した金額のみ支払う(ただし最低出稿量として1広告セットあたり10万リーチ以上が必要)。配信面は2種類から選ぶ。TopFeedはおすすめフィードの最初の広告枠(4番目)を指定でき、起動序盤に見られインパクトを与えられる。Standard Feedは4番目以降にランダム表示される。

Forecaster(予測ツール)でCPMの予約やオーディエンスサイズの確認ができる。予算・CPM・推定リーチ・フリークエンシー・1日あたりの支出を比較できる最適案がいくつか提示されるので、どんな設定で目的を達成できるか分からない場合も安心だ。キャンペーンは最大90日間予約でき、仮予約も可能で、その期間は開始予定日によって変わる。

キャンペーン開始予定日仮予約可能な期間30日以上後(最大90日間)14日間7〜30日以内3日間3〜7日以内1日間3日以内仮予約不可

マルチクリエイティブは、複数の動画の表示順を指定できる機能だ。1つのクリエイティブを何度も流すと飽きられやすいので、複数を順番に見せてメッセージを強く打ち出したり、ストーリー性を持たせたりできる。1広告セットに最大20個まで設定可能だ。ターゲティングはTopViewより豊富で、年齢・性別・言語・興味カテゴリー・ロケーション・デバイス・OS・モデル・接続タイプ・キャリアなどのデモグラに加え、カスタム/類似オーディエンスにも対応する。エンゲージメントを促す拡張機能「インタラクティブアドオン」(いいねでハートが飛ぶ、指定ジェスチャーでポップアップカードが出る、など)を組み合わせると、目を引く演出を追加できる。アドオン自体に費用はかからない。

ブランドミッション——クリエイターが作って投稿する

ブランドミッションは、広告主が設定した要件に基づき、TikTokクリエイターに動画を投稿してもらう広告だ。フローは3ステップ。広告主がミッションを設定し、条件を満たしたユーザーがミッションページから応募して投稿し(投稿動画には参加タグが自動付与)、集まった動画からインセンティブを付与する動画を選ぶ。広告主は自社の商品に関する動画が複数集まり、選ばれたクリエイターはおすすめのトラフィックがブーストされ金銭的インセンティブも得られる、双方にメリットのある仕組みだ。

クリエイターは幅広く参加でき、条件は「20歳以上でフォロワー1,000人以上」「直近30日で1,000回以上の再生」「直近30日で3回以上の投稿」だ。1つだけ選んで他はボツになる通常のコンペと違い、ミッションに参加した動画はすべてTikTokに投稿され、その中から付与対象を決める方式なので、ブランドをより広くTikTokコミュニティに知ってもらうきっかけになる。プランは2種類で、それぞれインプレッション数が保証される。

プラン費用インプレッションMission Standard903万円〜1,000万Mission Mega1,806万円〜2,000万

広告主は、作ってほしいコンテンツの種類を示すサンプル動画を1本以上提供する。ハッシュタグや、動画で共通要素を入れるブランドエフェクトといったオプションでミッションを盛り上げるのもよい。初心者からベテランまで多くのクリエイターが参加し、フォロワー数が多い=効果が高いとは限らず、1,000人でも価値ある動画で高いエンゲージメントを得ることもある。トレンドに敏感なクリエイターの動画が複数集まるので、クリエイティブの知見がない広告主にも向く。

目的に合わせてメニューを選ぶ

ブランド広告は単に表示機会が多いだけでなく、リーチやエンゲージメントを増やすためのTikTokならではの工夫がされている。予約型と運用型、それぞれの特徴を把握したうえで、目的に沿ったメニューを選びたい。

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